多摩モノレールとは

多摩モノレールとは、東京都東大和市の上北台駅と多摩市の多摩センター駅を結ぶモノレール路線です。旅客案内上は「多摩モノレール」の呼称が使用されています。
多摩都市モノレール株式会社が運営しており、本社は東京都立川市の運営基地敷地内にあります。多摩都市モノレールは、東京都と沿線鉄道事業者、金融機関、沿線自治体などの出資で設立された第三セクター鉄道会社です。
多摩モノレールは、1998年に「立川北~上北台」駅間が、2000年に「多摩センター~立川北」駅間が開業し、全線開通しました。多摩地区の交通利便性の向上や、多摩都市間の人の交流や地域の発展に大きく寄与しています。

【箱根ヶ崎延伸】2022年11月に多摩都市モノレールの延伸計画が発表されました。この計画では、上北台(東大和市)から西多摩郡瑞穂町・箱根ヶ崎まで約7キロの延伸が予定されています。新青梅街道沿いに高架軌道を設置し、7つの駅を設ける予定です。

2022年11月に公表された環境影響評価計画書によると、工事期間は10年です。環境アセスを3年で終了したとして、開業は2035年頃という計算になります。

【町田延伸】また、東京都は多摩都市モノレールの町田方面への延伸構想について、事業化に向けた検討を開始しています。2021年に選定されたルートも多摩センター直結ではなく、大型の団地や学校といった市内の拠点を結びながら迂回して結ぶものです。

多摩モノレールの町田方面への延伸構想について、東京都は2024年度にも事業化に向けた検討を進めるとしています。

2019年に設置されたルート検討委員会では、多摩センター直結ではなく、大型の団地や学校といった市内の拠点を結びながら迂回するルートを選定しています。このルート案は、多摩センターから野津田や小山田桜台団地、町田山崎団地などを通るもので、延長は約16kmです。

町田市と多摩市は2023年度内に沿線のまちづくり構想をまとめ、2024年度にも開業後の需要予測など事業化に向けた検討を進めるとしています。