都市計画道路とは
都市計画道路とは、都市計画法に基づき、将来整備する道路として位置、区域、幅員などが都市計画に定められた道路です。
都市計画道路は、自動車を通すためだけの施設ではありません。歩行者や自転車の移動空間、路線バスなどの公共交通、上下水道・電力・通信などのライフラインを収容する空間となります。災害時には避難路や緊急輸送路として機能し、市街地の延焼を防ぐ防火帯の役割も担います。
道路を整備することで、周辺の土地利用や建物の立地が変わり、駅前広場、公園、住宅地、商業地などと一体になったまちづくりが進むこともあります。このため、都市計画道路は都市の将来像を形づくる基礎的な施設です。
都市計画に道路が定められていても、直ちに工事が始まるわけではありません。道路の必要性や優先度、財源、用地取得、周辺事業との関係などを踏まえて事業化されます。都市計画決定から実際の完成まで長期間を要する路線もあります。
多摩都市モノレール町田方面延伸では、町田都市計画道路3・3・36号相原鶴間線や3・4・11号停車場成瀬線が重要な役割を担います。道路の中央部などに支柱や駅舎を設置できるよう、道路整備とモノレール計画を一体的に検討する必要があります。
ただし、これらの道路はモノレール専用の施設ではありません。自動車交通の円滑化、歩道の整備、防災機能の強化、芹ヶ谷公園や町田駅周辺へのアクセス向上など、道路としての幅広い役割を持っています。
都市計画道路が完成すれば、自動的にモノレールの建設が始まるわけでもありません。モノレールには別途、事業化決定、最終ルートの決定、都市計画、環境に関する手続き、軌道事業特許、工事施行認可などが必要になります。
都市計画道路は、交通を処理するだけでなく、公共交通、防災、ライフライン、沿線開発を支える都市の骨格です。

