基本ルートとは
多摩都市モノレール町田方面延伸では、「B案を基本ルートとして検討する」という説明が使われています。
基本ルートとは、今後の調査、まちづくり、道路設計、需要予測などを進める際に、検討の土台とする経路です。「都市計画決定」や「事業認可」のように、法律上の手続きによって最終的な位置を確定した路線ではありません。
東京都は2019年、町田方面延伸のうち、モノレールの導入空間となる道路が確定していなかった区間を検討するため、ルート検討委員会を設置しました。委員会ではA案、B案、C案の3案について、速達性、利用需要、費用対効果、収支採算性、道路整備、環境への影響、沿線開発の可能性などを比較しました。
2021年12月27日の第4回委員会では、費用対効果が確保されていることに加え、モノレールとまちづくりの相乗効果を重視し、B案が最適と判断されました。B案は、多摩センター駅から野津田公園、日大三高周辺、小山田桜台団地、桜美林学園、木曽山崎団地地区、町田市民病院、芹ヶ谷公園周辺などを経て町田駅方面へ至る、約16キロメートルのルートです。
ただし、B案が最終的な建設ルートとして確定したわけではありません。東京都は、B案を基本として沿線まちづくりを深め、駅数などの条件を含めて収支採算性を精査するとしています。その結果によっては、A案やC案を改めて検討する可能性も明記しています。
基本ルート図に記載されている学校、公園、団地、病院などの名称は、ルートが通る主な地域や施設を分かりやすく示したものです。その場所に駅を設置することや、施設名を駅名とすることが決まったわけではありません。
最終的なルートや駅位置は、道路構造、地形、用地、需要、建設費、駅間距離、既存交通との接続、環境への影響などを詳しく調査し、関係者との協議や都市計画手続きを経て具体化されます。
基本ルートは「工事を行う位置が決定した路線」ではなく、事業化に向けた検討を具体化するための基準となる経路です。

