13.都市モノレール専用道とは

都市モノレール専用道とは

「都市モノレール専用道」と聞くと、モノレールの車両だけが通行する道路を想像するかもしれません。しかし、自動車が走る一般的な道路とは性格が異なります。

都市モノレール専用道は、モノレールの支柱、軌道桁、駅舎などを設置するために必要な空間を、都市計画上の施設として定めるものです。都市計画道路の分類では「特殊街路」として位置付けられます。

モノレールは道路の上空を走りますが、軌道桁だけが空中に浮いているわけではありません。道路内や沿道に支柱の基礎を設け、その上に支柱、軌道桁、駅舎などを構築します。都市モノレール専用道は、これらの施設が占める立体的な空間を都市計画上明らかにする役割を持っています。

箱根ケ崎方面延伸では、モノレール本体を「都市高速鉄道」として定める一方、支柱や駅舎などを設置する空間として、立川都市計画道路および福生都市計画道路の「9・6・1号多摩南北線」が、特殊街路・都市モノレール専用道として決定されています。

同区間の都市モノレール専用道は、一般部の計画幅員が8メートル、駅設置部が17.5メートルまたは18メートル、分岐器を設置する部分が12メートルです。駅にはホーム、コンコース、階段、エレベーターなどが必要になるため、一般の走行区間より広い区域が定められています。

その下や周囲にある新青梅街道は、別に「幹線街路」として都市計画に位置付けられています。つまり、自動車、歩行者、自転車などが利用する道路と、モノレール施設を設置する特殊街路は、同じ場所を立体的に利用しながら、都市計画上はそれぞれの施設として整理されます。

町田方面延伸では、事業化や最終ルートが決定していないため、都市モノレール専用道の区域や幅員も決まっていません。今後、計画が具体化した際に、道路とモノレール施設をどのように都市計画へ位置付けるかが検討されます。

都市モノレール専用道は、モノレール車両が走る一般道路ではなく、支柱、軌道桁、駅舎などを配置するための都市計画上の空間です。


写真提供:MJWS「モノレール・ジャパン」